Ｈａｎａｂｉ【詳細ルール】～みんなで花火大会を成功させろ～

うっかり者の花火職人が火薬と導火線と発射薬を間違って混ぜてしまいました。花火大会はすでに開始されて、事態はパニック寸前です。職人たちは協力し合って、大惨事を防ぎ、花火大会を滞りなく開催させることが目的です。

Ｈａｎａｂｉの準備

セット内容

花火カード　５０枚（１が３枚、２・３・４が各２枚、５が１枚の計１０枚×５色）／青トークン８枚／赤トークン３枚／多色カード５枚（拡張ルールで使用）／説明書１部

準備

・５色の多色カードをゲームから除く。

・青トークン８枚を箱のふたの中に入れ、赤トークン３枚をその真横に置く。

・全ての花火カードを裏向きでシャッフルして山札を作り、２～３人プレイは１人５枚ずつ、４～５人プレイは１人４枚ずつ配る。（※カードの内容は自分が見えないように、他の人が見えるようにして持つ）

順番（ジャンケン→時計回り）

最もカラフルな服を着た人か、ジャンケン等で順番を決めて、時計回りに手番を行う。

Ｈａｎａｂｉのルール

1. 手番プレーヤーは以下の３つのアクション（情報を１つ教える、カードを１枚捨て札にする、カードを１枚プレイする）から１つだけ実行する。
2. 情報を教える場合は、１枚の青トークンを赤トークンの場所に置いて、任意のプレイヤー１人に手札についての情報（1つの数字か１色についての情報）を教えることが出来る。（※情報に当てはまるカードが複数の場合は全て教える。※青トークンがなければ実行出来ない）
3. カードを捨てる場合は、手札を一枚捨て札にすることで青トークン１枚を（箱のふたへ）戻すことが出来る。捨て札は、箱のふたの横に置く。そして、山札からカードを１枚引き、表面を見ないまま自分の手札に加える。（※青トークンが全て箱のふたの中にある場合は実行出来ない）
4. カードを１枚プレイする場合は、自分の手札カード１枚を、自分の前に置いて花火を作り始めるか、場に出ている花火に加える。自分の前に置いたカードが上記の行動が出来ない場合は、そのカードを捨て札にして、赤トークン１枚を箱の蓋に入れる。次に、山札からカードを１枚引いて、表面を見ないまま自分の手札に加える。

花火の作り方

・花火は各色につき、１つ作ることが出来る。

・各色とも１～５まで、数の少ないカードから昇順で追加しなければならない（１から開始、次が２、次が３、次が４、最後が５）

・各色とも同じ数字は１枚ずつしか追加できない（全て５枚で完成させる）

花火完成のボーナス

・花火を一つ完成させたとき（つまり、数字５のカードを花火に追加出来たとき）、花火完成のボーナスとして、青トークン１枚を箱のふたに戻せる。青トークンがすべて箱にある場合は、ボーナスはない。

ゲームの終了

花火には３つの終了条件があります。

①３枚の赤のトークンが箱の蓋に入ってしまった場合

②山札のカードが無くなる前に、５色の花火がすべて完成した場合（勝利）

③山札の最後の１枚のカードを引いた場合（その後、手番を１巡させたら終了）

得点計算

プレイヤーチームの得点は５色ある各花火の最も大きい数字の合計になります。

例４＋２＋３＋１＋４＝１４ポイント

上級者向け「グランドフィナーレ」

このルールでは、山札の最後のカードが引かれてもゲームは終わりません。プレイヤーチームが敗北するまで（赤のトークン３枚が箱の蓋に入るか、必要不可欠なカードが捨て札にある）、または完全勝利（すべての花火が完成）するまでゲームは続ける。ゲーム終了後に手札の最も少ないプレイヤーを探すが得点計算はしない。花火大会は完璧か敗北しかありません。

拡張ルール「色の雪崩」

多色カード５枚を山札に入れて、６番目の色として扱う。多色カードがある場合は「こことここに多色カードがあるよ」などと情報を伝える。最大６つの花火を完成させられるので、得点は最大３０点となる。

Hanabiの攻略ポイント

・情報をもらったプレイヤーは、情報を忘れないように色別や数字順などの順番に変えても良い。

・捨て札のカードはいつでも表面を確認出来る。

・カードを捨て札にする場合、必要なカードを捨ててしまう可能性があるが、５以外は複数あるので、１枚くらい捨てても構わない。

・完成が不可能な花火を特定する（例えば、その色の最後のカードをすこしずらすなどして、これ以上置けないことを分かるようにする。）その色のカードを捨て札にすることで、青のトークンを箱のふたにもどすことは有効です

プレイ中のコミュニケーションについて

基本は、青トークンがある時のみ情報を教えられるが、マイルールを設定しても良い。「わたしは自分の手札について何も知らないよ」とか、「あなたは自分の手札を覚えていますか？」などは話してもＯＫなど任意で決めて良い。

Ｈａｎａｂｉの詳細

２０１３年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞！

ドイツで２０１３年の年間ゲーム大賞に選ばれました。

原案名、作者、スリーブサイズなど