ゴリラ人浪【詳細ルール】~ゴリラ村に現れた密猟者を議論で追放せよ~

ここはアマゾン奥地にある「ゴリラ村」。ジャングルの中に作られたゴリラ村は、飼育員が管理をして平和を保ってる。だが、密猟者が現れたことによって、平穏な日々が終わりを告げた。密猟者はゴリラそっくりの姿に変装し、すでにゴリラ村の内部に潜んでいる。そして毎夜、ゴリラを1匹ずつ銃殺して金に換えているのだ。怒れ、ゴリラと飼育員よ! すべての密猟者をゴリラ村から追放し、ご褒美のバナナを得るのだ!

プレイ人数 4人~21人
所要時間 5~45分
対象精神年齢 ~14才
ルール難度 ☆☆☆☆★
ジャンル 人浪

ゴリラ人浪の準備

セット内容

役職カード21枚(村ゴリラ7枚、密猟者4枚、占いゴリラ1枚、霊媒ゴリラ1枚、護衛ゴリラ1枚、夫婦ゴリラ2枚、裏切りゴリラ1枚、飼育員1枚、猟犬1枚、アザラシ1枚、GM1枚)、観察カード15枚/説明書1部

準備

プレイ人数に応じ、ゲームで使用する役職カードを下記のように用意する。(ゲームに慣れてきたら飼育員、猟犬、アザラシ、夫婦ゴリラなどを適当に加えてアレンジしても良い)

村ゴリラ 占いゴリラ 霊媒ゴリラ 護衛ゴリラ 密猟者 裏切りゴリラ
4人 1人 1人 1人
5人 1人 1人 1人 1人
6人 2人 1人 1人 1人
7人 3人 1人 1人 1人
8人 3人 1人 1人 2人
9人 4人 1人 1人 2人
10人 3人 1人 1人 1人 2人 1人
11人 4人 1人 1人 1人 2人 1人
12人 5人 1人 1人 1人 3人
13人 6人 1人 1人 1人 3人
14人 6人 1人 1人 1人 3人 1人
15人 7人 1人 1人 1人 3人 1人

用意した役職カードにGMカード1枚を加え、裏向きでシャッフルして、1人1枚ずつ配る。GM(ゴリラマスター)カードが配られた人は名乗り出て、GMカードを表に向ける。

順番

特になし。

ゴリラ人浪のルール

ゴリラ陣営=全密猟者を追い出す

密猟者陣営=密猟者の数を密猟者以外と同数にする

  1. GMは全員の目をつぶらせる。村ゴリラと占いゴリラ以外の役職名を順番に呼び、呼ばれた役職の人は目を開ける。密猟者(猟犬)は全員同時に目を開けて、お互いを確認する。
  2. 確認が終わったら、GMはプレイヤー全員に目を開けるように指示をして、ゲーム中にGMが使用するサイン(密猟者=中を構える、密猟者以外=ドラミング)を共有する。GMは再度、全員に目をつぶるように指示をして、占いゴリラを呼んで目を開けさせる。誰を占いたいか指差しをしてもらい、指定した相手の役職をGMがサインで伝える。確認が出来たら占いゴリラに目を閉じさせる。
  3. GMの合図で全員目を開けて誰をゴリラ村から追い出すか、最大3分間議論をする。
  4. 議論中、プレイヤーは「ウホッ」しか喋れない。ジェスチャーは、「指さし」、「首を縦に振る」、「首を横に振る」、「ドラミング(両手で胸を叩く動作)」しか出来ない。
  5. 時間が経ったらGMは追放フェイズを行う。誰を追放するか投票先が決まったら人差し指を上に上げるように指示する。全員の指が立ったら、一斉に指差しをするように合図をする。
  6. 最多得票者は追放されます。複数同数だった場合は、決選投票を行うので、15秒ほど弁明の時間を与えてください。(弁明中も「ウホッ」と、遺言の言葉しか喋れません)。弁明後も同数だった場合は、コイントス等でランダムに追放者を決定する。
  7. 追放されたプレイヤーは3文字以内の遺言を2つ残せる。(例:「オレ」「オマエ」「ワルイ」「ヤバイ」「バナナ」など)
  8. 追放フェイズが終了したら、GMは全員に目をつぶらせる。夜時間に処理が必要な役職(密猟者、霊媒ゴリラ、護衛ゴリラ、飼育員)の名前を呼んでいき、目を開けてもらい処理をしていく。ゲームから追放されていなくなった役職であっても、(どの役職が居なくなったかゴリラ村に残っている人に知られないために、)役職名を呼び、指示や処理をその役職プレイヤーが行う。ただし、役職の効果は無効となる。
  9. 3~8を繰り返し行い、最終的に「密猟者」全員がゴリラ村から居なくなればゴリラ陣営の勝ち。ゴリラ村に残っている密猟者と密猟者以外の人数が同じになれば密猟者陣営の勝ちとなる。
  10. 勝敗が決まったらGMは速やかに勝利陣営を宣言する。(GMは追放プレイヤー、役職毎の処理の指定先プレイヤー、死亡プレイヤーなどの確認結果はメモすると良い。ホワイトボードがあるなら遺言の内容を記載しておくとやりやすい)

村ゴリラ

なんの能力も持たない、ただのゴリラ

密猟者

夜時間にプレイヤー1人を指定し、銃殺することが出来る。指定先は密猟者全員で声には出さず、ジェスチャーなどで相談して決める。

占いゴリラ

ゲーム開始前と夜時間にプレイヤー1人を指定し、そのプレイヤーが密猟者かどうかを知ることが出来る。

霊媒ゴリラ

直前の昼に追放フェイズで追放されたゴリラが密猟者かどうかを知れる。

護衛ゴリラ

夜時間にプレイヤー1人を指定し、密猟者の銃殺を防ぐことが出来る。但し、自分自身を指定することは出来ない。

夫婦ゴリラ

使用する際は2枚とも必ず入れる。役職紹介の時に、お互いを確認する。1人が追放/銃殺されたら、もう1人は自殺することになる。遺言を残せるのは、昼に追放されたゴリラだけで自殺したゴリラは遺言は残せない。

裏切りゴリラ

密猟者側が勝利すると裏切りゴリラも勝ちとなる

猟犬

密猟者が勝利すると猟犬も勝利する。役職紹介の時は、密猟者の時に目を開ける。

飼育員

飼育員を使用する場合は、GMがゲーム開始前に観察カードを裏向きシャッフルして山札を作る。飼育員は「ウホッ」以外の言葉を自由に喋れて、ジェスチャーも自由に行える。また、夜時間にプレイヤーを1人指定し、観察カードの対象に出来る。追放フェイズでGMは観察カードの内容を読み上げ、観察カードをもらったプレイヤーはその通りの行動しか出来なくなる。カードの再利用は出来ないが、同じプレイヤーを観察することは出来る。

飼育員による観察カードの指定先と密猟者の銃殺先が一緒だった場合、観察カードが渡されること無く銃殺される。飼育員が銃殺された場合も、観察カードは有効になる。飼育員は密猟者にとって脅威なので、ここぞという場面で話すと良い。

アザラシ

第三陣営。銃殺指定されても銃殺されない。但し、占いゴリラに指定されるとショックで自殺する。アザラシは勝敗判定の際に密漁者以外の数にカウントされない。ゴリラ陣営、密猟者陣営の勝利が満たされた際、アザラシが生き残っていればアザラシの単独勝利となる。

ゴリラ人浪の詳細

原版名、作者、スリーブサイズなど

初版発行/国 2019年/日本
原版名/製造元 ゴリラ人浪/日本語研究部
国内版/販売 同上
作者/作画 よし
他の作品
カードサイズ 62mm×89mm
推奨スリーブサイズ mm×mm