ニムト【詳細ルール】～６つ目に並べたら問答無用で取る～

カードの列が４つあります。プレーヤーは、自分の手札からカードを１枚選びます。全員が選び終えたら一斉にカードを表向きにします。出されたカードを小さい順に、ルールに従って対応する列に並べます。

しかし、１列には最大５枚までしか並べられません。６枚目になるカードを出してしまったプレイヤーは、その列にあった５枚のカードを全て引き取らなければなりません。カードには１頭～７頭の牛のマークが描かれていて、この牛の数がマイナス点になってしまいます。のろまな牛を一番多く引き取ってしまうのは誰でしょう？

ニムトの準備

セット内容

牛カード１０４枚／説明書１部

準備

カードを裏向きでシャッフルして、各プレイヤーに１０枚ずつ配る。残りのカードから４枚のカードを表にして、場の中央に並べる。余ったカードは箱にしまっておく。

順番（全員同時）

全員同時に手番を行い、カードの数字が低い人から処理を行う。

ニムトのルール

ゲームの概要＆勝利条件

詳細ルール

1. 全員が手札から１枚選ぶ。全員揃ったら一斉にカードを表にする。
2. カードの数字が小さいプレイヤーから順に処理をする。
3. 出したカードの数字より小さく、一番近い数字のカードがある列に付け足す。
4. 付け足すカードが６枚目の場合、５枚を引き取り手元に置く（手札には加えない）
5. どの列の最後尾の数字より小さくて出せない場合も任意の１列を引き取り手元に置く（手札には加えない）
6. ４、５で出そうとした１枚を列の１枚目として出し、常時４列を保つようにする。
7. １～６を手札がなくなるまで１０回行うと１ラウンド終了となる。
8. 何ラウンドか消化して、マイナス６６点のプレイヤーが出たらゲーム終了。
9. ゲーム終了時に一番マイナス点が少ない人が勝利となる。

バリエーションルール

戦略（４人以下推奨）

使用カードが特定されるカウントプレイ。３人プレイの場合は１～３４のカードのみ、４人プレイの場合は１～４４のカードのみでプレイする。

論理（２人プレイ推奨、３、４人プレイも可）

手札カードの数字まで特定されるカウントプレイ。カード枚数は戦略と同じで、２人プレイの場合は１～２４のみ（３人は１～３４、４人は１～４４のみを使用）。

上記のようにカードを用意して場に全て表にして広げる。１人１枚ずつカードを選択していき、１０枚まで選択する。残ったカードを場の４枚のカードにしてプレイを行う。

プロフェッショナル

カードを列の左側、右側どちらにも置ける複雑なルール。左へ行くほど数字は小さくなり、右は数字が大きくなる。６枚目を置いた人は同様に５枚を引き取り、マイナスポイントを獲得する。列の右側、左側へ置く際は、その差が一番少ない列に置かなければならない。差が同じ場合はカードを出したプレイヤーが置く場所を決めれる。

オープン

手札は一斉公開せず、１人ずつ順番にオープンするルール。「１」を１枚抜き出し、年長者かジャンケン等で先手を決める。先手プレイヤーの前にスタートマーカーとして「１」を置く。先手プレイヤーは手札から１枚を出す。次に左隣のプレイヤーが手札から１枚出し、時計回りに手札を出していき１巡させる。以降、１巡後のプレイは先手プレイヤーの左隣にスタートマーカーの「１」を移していき、同様に順番にプレイを行っていく。

ニムトの詳細

１９９４年ドイツゲーム大賞＆ドイツカードゲーム賞を受賞！

１９９４年ドイツの年間ゲーム大賞にノミネートされ、同年にドイツゲーム大賞１位、ドイツカードゲーム賞を獲得しました。

他のバージョンについて

赤箱ニムト、ボードニムトが他のバージョンとして出ている。

４７才から専業ゲームデザイナーに転身したヴォルフガング・クラマー

コンピューター科学者として働きながら４７才の時に専業ゲームデザイナーへ転身し、累計２００以上のゲームをデザイン。プレイヤーの得点を盤面の端で記録する方式は、発明者のクラマーに因みkramerleisteと呼ばれている。

原版名、作者、スリーブサイズなど