娘は誰にもやらん!【詳細ルール】~一人娘の父親の苦悩を演じるゲーム~

プレイヤーは、一人娘を大事に育ててきた父親です。そんな娘も年頃になり、浮いた話のひとつやふたつも聞くようになりました。「パパと結婚するぅ!」なんて言っていた可愛い娘を、どこの馬の骨か分からない男に娘はやれない! だが、娘には誰よりも幸せになって欲しい。そんな、微妙な父親心を描くカードゲームです。

プレイ人数 2人~6人
所要時間 10分
対象年齢 10才~
ルール難度 ☆☆☆☆★
ジャンル 戦略

娘は誰にもやらん!の準備

セット内容

娘カード6枚/男カード20枚(10~100点×各2枚)/成婚カード5枚/娘の隠し属性カード10枚(5種×各2枚)/男の黒い噂カード20枚(-10~-40の10種×各2枚)/説明書1部

準備

・男カードを裏向きでシャッフルする。使用枚数だけ抜き取り山札を作る。(2人=10枚、3人=12枚、4人=16枚、5人=15枚、6人=18枚)

・成婚カードを隣に置く。

・娘カードを1人1枚任意で選び、自分の前に表向きに置く。

・娘の隠し属性カードを裏向きでシャッフルして1人1枚配る。カードの内容は自分は見ずに他プレイヤー全員に見てもらってから、ゲーム終了まで伏せておく。(ご近所の噂フェイズ)

・男の黒い噂カードを裏向きでシャッフルして各プレイヤーに4枚(6人プレイ時は3枚)配る。

・使用しないカードは裏向きにして、箱に戻しておく。

順番(ジャンケン→時計回り)

一番、最近結婚式に出席した人か、ジャンケンで先手を決めて、時計回りに手番を行う。

娘は誰にもやらん!のルール

勝利条件:一番多くの点を獲得したプレイヤーが勝利!

  1. 手番の人は、山札から「男カード」を一枚めくり、任意のプレイヤーの娘に「お父さん、娘さんを僕に下さい!」と言って結婚を申し込む。
  2. 求婚したプレイヤーを含む全員が「男カード」に「男の黒い噂カード」を出せる。カードを出す場合は、噂の内容を言いながら表向きで出す。(種類や使用枚数に制限はなく重複してもOK)
  3. 娘プレイヤーは、男に黒い噂がまだないか確認する。無ければ受付を終了して、結婚を認めるか考える。他プレイヤーは、「お前の娘は庶民派だから50点のこの男と結婚した方が幸せになれるぞ(笑)」と言った感じで本当のことを言ってもいいし、嘘のことをいっても構いません。娘プレイヤーは、男の点数に満足なら「認める」と言い、結婚成立。満足出来ないなら「娘は誰にもやらん!」と拒否する。
  4. 結婚が拒否されたら、使用したカードは種類別に捨て札にする。結婚が成立した場合は、娘カードの横に男カードと(あれば)男の黒い噂カードを置く。
  5. 次の手番プレイヤーは同様に「男カード」を引いて、他プレイヤーの娘に結婚を申し込みます。山札が無くなった or 行き遅れた最後の1人になった人が居たらゲーム終了です。(娘の結婚が決まっても、結婚が申し込まれなくなるだけなので「男カード」を引き続けて求婚し続けて下さい)。
  6. 勝敗は、ゲーム終了時に「娘の隠し属性カード」、「男の黒い噂カード」、「成婚カード」の順で計算して行き、一番高い得点のプレイヤーが勝利します(同点の場合は、男の得点が高い人が勝者となります)。未婚の場合はずっとパパと一緒で得点は0点になります。

2人用ルール

・娘の隠し属性カードを2枚使う(1枚は相手に見せて、1枚は完全に非公開)。片方が先に結婚してもゲーム終了とはならない。相手プレイヤーが結婚している場合は、求婚出来ないので「男カード」を引いて、そのまま捨て札にする。

娘は誰にもやらん!の詳細

原案名、作者、スリーブサイズなど

初版発行/国 2016年/日本
原版名/製造元 娘は誰にもやらん!/数奇ゲームズ
日本版/販売
作者 メサイア・ワークス/鍋野たま
他の作品
カードサイズ 55mm×91mm
推奨スリーブサイズ