カタン(スタンダード版)【詳細ルール】~無人島の資源で未来を開拓するゲーム~

全世界で2000万個を売り上げたボードゲーム界の超有名作「カタン」。無人島であるカタン島を舞台に、開拓地を作り、街道を伸ばし、資源を取引して村を街にします。活発に資源を交換することで、開拓競争をするゲームです。

プレイ人数 3~4人
所要時間 60分
対象年齢 8才~
ルール難度 ☆☆★★★
ジャンル 戦略

カタン(スタンダード版)準備

セット内容

地形タイル19枚/海フレーム6枚/数字チップ18枚/盗賊コマ1個/ダイス2個/資源カード95枚(5種×19)/コマ96個(街道15×4色、開拓地5×4色、都市4×4色)/発展カード25枚(騎士カード7種×2、進歩カード3種×2、ポイントカード5種)/説明書/サマリー4枚

準備

①海フレームを組み立てる。凹凸の横に数字があるので、同じ数字で合わす。

②タイルを以下のように並べて、その上に数字コマを置く。(最上列=森林6、牧草地3、牧草地8、2列目=畑2、山地4、畑5、森林10、3列目=森林5、丘陵9、砂漠盗賊、山地6、畑9、4列目=畑10、山地11、森林3、牧草地12、5列目=丘陵8、牧草地4、丘陵11)

③資源カードを5つの山に種類別に分けて表にして置く。

④全ての発展カードを裏向きのままシャッフルして山札を作る。

⑤各プレーヤーは4色から自分の色を選び、そのコマと建設コスト表を1枚受け取る。

⑥オレンジプレーヤーは1つめの開拓地コマを8、4の海側に置き、街道コマを4と海の間に置いてレンガと羊毛の資源カードをもらう。2つめの開拓地コマを10、6,9の間に置き、10、6の間に街道コマを置く。

青プレーヤーは、1つめの開拓地コマを6、3、4の間に置き、街道コマを3、4側に置いて、木材、羊毛、鉱石の資源カードをもらう。2つめの開拓地コマを10、11、8の間に置き、街道コマを8、11の間に置く。

白プレーヤーは、1つめの開拓地コマを2、4、9の間に置き、街道コマを2と9の間に置いて、レンガ、小麦、鉱石の資源カードをもらう。2つめの開拓地コマを5、8、10の間に置いて、街道コマを5と8の間に置く。

赤プレーヤーは1つめの開拓地コマを3、6、12の間に置いて、街道コマを3と12の間に置いて木材、羊毛、鉱石の資源カードをもらう。2つめの開拓地コマを5、9、10の間に置いて、街道を9と10の間に置く。

順番(ジャンケン→時計回り)

ダイスを振って一番大きい目の人か、ジャンケンで先手を決めて時計回りに手番を行う。

カタン(スタンダード版)ルール

☆勝利条件=10ポイント先取!!

ポイント…開拓地や都市の建設、ポイントカードの取得で得られる

①ダイス2個振り、全員に資源供給

手番プレイヤーはダイスを2個振る。

合計数字の地形タイルに開拓地コマがあるプレイヤーは1コマにつき資源が1つもらえる。(都市の場合は2つもらえる)

※合計値7⇒資源8以上の人は資源を半分没収+盗賊が移動して1資源強奪

合計値が7の場合、資源が8以上あるプレイヤー全員の資源を半分没収。

さらに、盗賊コマを現在地以外の場所へ動かし、開拓地や都市のある人から1人選び中身は見ずに資源を1枚奪う。

※盗賊がいる地形タイルは、盗賊が移動するまで資源を貰えなくなる。

A:資源カードを交換する

プレイヤー間の交換(島内取引)

欲しい資源と、渡せる資源を提案して誰とでも交換出来る。

提案されたプレイヤーは逆に交換条件を提案出来る。

1枚と2枚など枚数の違う交換も出来るが、無料はNG。

山札交換(海外取引)は4:1、港は3:1、専門港は2:1

同種の資源4枚で、好きな資源1枚と交換可能。

一般港に開拓地・都市があれば、同種の資源3枚で好きな資源1枚と交換可能。

専門港に開拓地・都市があれば、専門資源2枚で好きな資源1枚と交換可能。

B:街道・開拓地を建設する

建設コスト分の資源を支払うと、街道や開拓地を建設(設置)出来る。

街道や開拓地を設置すると、資源の供給数やポイントを増やせる。

街道(木材+レンガ:5長BP2)

街道を建設すると、自分の開拓地や都市や街道につなげられる。

街道を延ばした先や街道間の交差点に開拓地を設置出来る。

一つの道には一つ(1人)の街道しか置けない。

5本以上の長さで最長交易路ボーナスカード(2ポイント)がもらえる

街道の長さが5本以上になれば「最長交易路ボーナスカード(2ポイント)」を貰える。

自分の開拓地や都市が途中にあってもOK。

但し、間に他人の開拓地や都市を設置された場合は距離が分断される。

これにより5本以上の長さでなくなったり、複数人で街道の長さが並んだ場合は、最長交易路ボーナスカードを一旦、場に戻す。

最長交易路カードを持つ人より長い街道を作れば奪い取れる。

開拓地(木材+レンガ+小麦+羊毛)

街道がつながっている交差点に木材+レンガ+小麦+羊毛で設置可能。

但し、すでに開拓地や都市がある交差点と、開拓地や都市に隣接する3つの交差点には、誰も開拓地や都市を置けない。

開拓地は1つにつき1ポイント得られる。

C:開拓地⇒都市(小麦2+鉱石3)

小麦2枚+鉱石3枚があれば、開拓地⇒都市にグレードUP可能。

都市になれば、資源供給料が2倍になる。

都市1つにつき2ポイント得られる。

D:発展カード購入(小麦+羊毛+鉱石)

小麦1・羊毛1・鉱石1で、発展カードを1枚引ける。

※購入した発展カードは、次ターンから使用可能。

③E:発展カード使用(1ターン1回)

発展カードを持っていれば、どのタイミングでも1枚だけ使うことが出来る。(※同ターン内で購入した発展カードは使えない)

騎士カード(盗賊効果:3回BP2)

盗賊を好きな場所へ動かし、開拓地や都市がある1人を選び資源を1つ見ずに奪い取る。

(※ダイス7と同効果だが、資源カードを半分捨てさせる効果は無い)。

使用した騎士カードは自分の前に表にして並べる。

騎士カードを最初に3回使ったプレイヤーは「最大騎士力ボーナスカード(2ポイント)」を貰う。

最大騎士力を持つ人より騎士を使えば「最大騎士力ボーナスカード(2ポイント)」を奪い取れる。

進歩カード:街道建設(街道+2)

2本の街道を無資源で建設できる。

1本ずつ違う場所に作っても良い。

進歩カード:発見(資源+2枚)

山札から好きな資源カードを2枚もらえる。

進歩カード:独占(1資源強奪)

他のプレイヤー全員から指定した1種類の資源を全て奪える。

ポイントカード(P1獲得)

大学、市場、議会、大聖堂、図書館の5種類がある。

ポイントカードは購入するとすぐに1ポイントになる。

原則、他のプレイヤーには見せずに10ポイント以上になれば宣言して公開する。

以上、A~Eの行動を行い、やることが無くなったら次プレイヤーにターンを譲る。

カタン(スタンダード版)詳細

ドイツ年間ゲーム大賞を受賞!!

1995年、ドイツの年間ゲーム大賞とゲーム大賞に選ばれ、日本でも1999~2000年に日本テーブルゲームグランプリに選べレルなど様々な賞を受賞しています。

原版名、作者、スリーブサイズなど

初版発行/国 1995年/ドイツ
原版名/製造元
日本版/販売 2010年/GPゲームズ
作者/作画 クラウス・トイバー
他の作品
カードサイズ 42mm×66mm
推奨スリーブサイズ 45mm×69mm