インサイダー・ゲーム【詳細ルール】~解答を知っているインサイダーを当てる正体隠匿系ゲーム~

このゲームはインサイダー(内通者)を探すゲームです。会話で進めていくクイズの正解を目指しながら、陰で議論を思い通りに操作している狡猾なインサイダーを見つけなければなりません。逆にインサイダーは、正体を隠しながら世論をうまく導くことを目指します。クイズと正体探し。ふたつの楽しさが絶妙にマッチした、短時間でみんなが盛り上がれる会話ゲームです。

プレイ人数 4人~8人
所要時間 15分
対象年齢 9才~
ルール難度 ☆☆☆☆★
ジャンル クイズ、正体隠匿

インサイダー・ゲームの準備

セット内容

お題カード42枚(裏面1~6×7枚)/役割カード8枚(庶民6枚/インサイダー1枚/マスター1枚)/砂時計(5分)/説明書1部

準備

プレイヤー人数と同じ枚数の役割カードを用意する(マスターカードとインサイダーカードは必ず入れるようにして、残りは庶民カードにする)。役割カードを裏向きにしてよく混ぜて、1人1枚ずつ渡す。「マスター」を引いた人だけ名乗り出て、司会を行う。

インサイダー・ゲームのルール

協力パートの準備

  1. マスターは、マスター以外の全員に目を閉じるように指示をする。お題カードを裏向きでシャッフルして山札を作り、一番上のカードを1枚めくり山札の横に置く。
  2. 裏向きの山札の一番上にあるカード番号の数字が、お題カードの単語の言葉になる。
  3. お題を確認したら、「お題を確認したので目を閉じますと宣言」し、マスターは目を閉じます。
  4. 次に、マスターは「インサイダーは目を開けて、お題を確認して下さい」と指示します。
  5. インサイダーは目を開けてお題を確認する。マスターは、5秒数えたあと、「インサイダーは目を閉じて下さい」と指示します。
  6. マスターは、目を開けて、表になっていたお題カードを裏向きにして山札に戻す。その上にマスターの役割カードを置き、全員に目を開けるように指示をする。

協力パートの問答

マスターは約5分の砂時計をスタートさせる。砂が落ちきる間に庶民とインサイダーは全員でマスターに素早く自由に質問し、正解に辿り着かなくては行けません。ただし、マスターは「はい」「いいえ」「分からない(どちらとも言えない)」としか答えられないので、それをふまえて質問を行う。インサイダーは、お題を知っているのですぐに正解を言うことも出来ますが、自分がインサイダーということがばれてしまうと、対決パートで負けてしまうので、うまく庶民にまぎれて、徐々に正解に近づけていく必要があります。お題の答えが出たらマスターは「正解」と宣言し、問答は終了。砂時計が落ちきるまで正解が出なければ、全員敗北となりゲーム終了です。

対決パート

マスターは正解が出たら、砂時計が落ちきっていなくても、すぐに砂時計を逆さまにして話し合いをスタートさせます。砂時計の砂が落ちきるまでの間にマスターを含めた全員で問答を振り返り、誰がインサイダーか話し合いを行います。全員の考えがまとまったら、途中で話し合いを終了させてもらっても構いません。

正解者裁判

話し合いが終わったら、まず問答パートで正解を言った人について、インサイダーだったと思うかどうか多数決を取ります。多数決を取った後、正解を言った人は役割カードを表にします。正解を言った人がインサイダーで手を上げた人が過半数だった場合、庶民チームの勝ち。半数以下だった場合はインサイダーの勝利となります。

正解を言った人が庶民で手を上げた人が過半数だった場合、インサイダーの勝利。手を上げた人が半数以下だった場合、全体投票に進みます。

全体投票

正解者、マスターを含めた全員でインサイダーだと思う人をいっせいに指を指して投票します。投票の結果、最多得票が1人だった場合、最多得票の人の役割がインサイダーなら庶民の勝利。庶民だったらインサイダーの勝利となります。最多得票が複数の場合、協力パートで正解者だった人が誰を最多得票にするか決め、正解なら庶民の勝ち。不正解ならインサイダーの勝利となります。

インサイダー・ゲームの詳細

原案名、作者、スリーブサイズなど

初版発行/国 2016年/日本
原案名/製造元 Insider/オインクゲームズ
日本版/販売
作者/作画 ディレクション・アート/佐々木隼
他の作品
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